スライド作成はもう不要?AIが資料作成の常識を覆す挑戦の始まり【AI時代の羅針盤 Vol.7】

さて、これまで数回にわたり、生成AIによる業務効率化の可能性についてお話ししてきました。前回までは、Excelを使った財務モデリングの自動化に焦点を当て、Claude Opus 4.5が生成するVBAマクロを活用することで、企業のIR情報から連動した財務モデルが一瞬で完成する手法をご紹介しました。このアプローチは、特に事業開発や事業管理といった業務におけるデスクワーク時間を大幅に削減するものです。

しかし、私たちの時間を奪う「内向きの仕事」はExcel作業だけではありません。今回は、もう一つの大きなテーマである「スライド作成」の自動化に挑戦した私の体験をお話しします。社内向けのプレゼンテーション資料作りは、視覚的な美しさを追求するあまり、フォントの調整やレイアウトの修正に膨大な時間を費やしがちです。この非生産的とも思える作業をAIで効率化できれば、私たちはもっと外向きで創造的な活動にエネルギーを注げるようになるはずです。

AIとの出会いと、資料作成の「魔法」の発見

私のAI活用への情熱が本格的に燃え上がったきっかけは、今年3月にアメリカ・テキサス州オースティンで開催された巨大イベント「South by Southwest(SXSW)」でした。3日間、朝から晩までAI関連のセミナーに参加し、世界の最新トレンドを吸収しました。そこで確信したのは、AIが単なる補助ツールではなく、業務プロセスそのものを根底から覆す力を持っているということです。

帰国後、様々なAIツールを試す中で、YouTubeで偶然目にしたのが「Genspark」というAIエージェントでした。当時、ChatGPTやGeminiといった対話型AIの存在は知っていたし、時々使っていましたが、Gensparkが提供する具体的なソリューションには目を見張るものがありました。「プロンプトを入力するだけでスライドが自動生成される」という謳い文句に、長年スライド作成に苦しんできた私は、半信半疑ながらも強く惹きつけられました。

「魔法」は本物か?Gensparkとの格闘の始まり

早速、無料版を試してみると、本当に魔法のようでした。簡単な指示文を入れるだけで、構成からデザインまで整ったスライドが一瞬で生成されたのです。フォントや色、レイアウトに悩まされた日々は何だったのかと衝撃を受けました。初めて対話型AIに触れたときは「文字での会話は面白いが、実用性はどこまであるのか」と半信半疑でしたが、このGensparkの体験は、AIが具体的なアウトプットを生み出す強力なパートナーであることを私に見せつけました。

この「魔法」を本格的に使いこなしたい。そう思い、すぐに有料版に切り替えました。しかし、夢のようなツールも、いざ実務で使おうとすると、そう簡単にはいきませんでした。ここから、私のGensparkとの本格的な格闘が始まります。

次回は、Gensparkを使い始めてすぐに直面した「壁」と、それを乗り越えるために編み出した、AI活用における極めて重要な「極意」について詳しくお話ししたいと思います。

(Vol.8へ続く)

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この記事を書いた人

中小企業診断士(東京都港区)
ストアカ「世界一やさしい決算書の読み方」「世界一やさしい経営のお勉強」講師
総合商社勤務30年
新規ビジネス、海外事業に強み
ベトナム、メキシコ、米国に駐在経験
営業支援会社、EC出店会社、スタートアップへの支援実績あり
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