今回の作業は、自社を取り巻く未来のシナリオを描くことでした。本来であれば、大学の研究者やシンクタンクが何ヶ月もかけて行う仕事です。それをアトツギの前原さんが、画面の前で進めていきます。
まず、世の中の48の記事をAIに整理させ、12のテーマに絞り込みました。続いて、ChatGPTとClaudeに同じ素材を渡し、4つの記事を1セットにした「未来シナリオ」を書かせます。AIは、確実性の高い変化と、起きるかどうかは分からないがインパクトの大きい変化を意図的に組み合わせ、3本のストーリーに仕立てていきました。
「在庫が平和を決める世界」「会社は給料じゃなくて、人生で選べ」「帰る場所があるのではない、帰れる場所をいくつ持っているか」。AIが付けたキャッチコピーが、画面を次々に埋めていきます。物語風に書かれた未来の風景を、前原さんと一文ずつ読み進めていきました。
途中、前原さんがふと自分の現場の話を始めました。伐採を依頼されるお客様は、見積もりの段階からきちんと準備をされている方が多いんだといいます。AIが描いた「世帯貯蓄の二極化」というシナリオが、目の前の現場感覚と重なった瞬間でした。
シナリオを読み終えた前原さんが、画面を見ながら呟きます。「結構今後の新規ビジネスとか、会社の向かう先っていうのも、ヒントが隠されてる気がしてます」。
AIが描く未来は、答えではなく観察ノートのようなものです。そのノートから自分の事業の進路を読み取るのは、現場感覚を持つ経営者自身です。研究者でなくても、社長は自分の手で未来を描き始めることができます。
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