Vol.13前編|造園業にAIを実装する。〜廃材が、答えだった〜

「これは刺さりました。やってやろうって気持ちになる言葉をAIは残してくれますね」

アトツギの前原さんが、画面を見ながら言いました。今回はみなと中小企業診断士事務所の「AI×デザイン思考」ビジネスアイデアワークショップの一環です。那覇造園土木の新規事業アイデアを、AIと一緒に設計しています。那覇造園土木では、伐採した木を年間500トン、処分会社にお金を払って引き取ってもらっています。これまでコストでしかなかったものが、事業の中心に化ける可能性が見えた瞬間でした。

素材にしたのは、会社の資産と、前原さんがAIとともに積み上げてきた未来シナリオです。ClaudeのOpus 4.7とChatGPTの両方に、3つの新規事業アイデアを提案させました。ChatGPTも動きましたが、踏み込んだ事業設計を一気に描いたのはClaudeでした。

Claudeが焦点を当てたのは、伐採した木を薪やスウェーデントーチに加工して販売する事業案です。スウェーデントーチは、一本の丸太に穴を開けて火を灯すアウトドア用の薪です。提示された複数のアイデアの中で、会社の強みと未来シナリオが最も重なったのが、この「循環」の骨格でした。処分費を払って捨てていた木が、事業の原料に化ける構図です。

前原さんは沖縄の造園業界の青年部会長でもあります。沖縄で最大級の伐採量を担う会社として、日々の造園現場から出る廃材が手元に集まってきます。これまで処分費を払って社外に手放していたものが、事業の原料として社内に残る形に変わります。雨で現場を止めていた日も、薪の加工時間に変わります。すでに持っているものが、そのまま事業の素材になっていきました。

コストだと思っていたものが、原料でした。外から新しく買ってくるのではなく、手元にあるものを見直すだけで、事業は立ち上がります。発掘すべき資産は、遠いところにはないのかもしれません。


みなと中小企業診断士事務所からのご案内

本ニュースレターでご紹介したセッションは、みなと中小企業診断士事務所の「AI×デザイン思考」ビジネスアイデアワークショップから生まれたものです。コストだと思っていたものを原料に読み替え、弱点とされてきた条件をブランドの核に反転させる——そんな「手元の資産を事業に変える」取り組みを、下記の講座・コンサルティングでもご体験いただけます。

1. 攻めの新規事業構築:【AI×デザイン思考】ビジネスアイデア革命

~2時間で「形になるビジネス案」3案と提案スライドを完成~

本講座では、スキャニング→組み合わせ→目利きという流れを実際に体験します。AIとの協働で、自分だけでは思いつかないビジネスアイデアを生み出してください。

成果:プロ仕様の提案スライド、具体的な3つの事業案

→ 詳細・お申し込みはこちら(ストアカ)

2. 法人向け:AI導入・新規事業構想伴走コンサルティング

「新規事業のアイデアが出てこない」「手元の資産を事業に変える視点がほしい」。そんな経営者様へ。

未来洞察ワークショップ:御社の資産・現場感覚・未来シナリオを素材に、AIと協働で事業アイデアを一枚の設計図にまとめます。

新規事業構想支援:AIを相棒に、御社にすでにある資産や現場感覚から、新規事業の設計図を一緒に描き上げるまで伴走します。

初回30分無料『現状診断セッション』(法人限定)御社のイノベーション創出の可能性を、代表の佐々木が直接診断いたします。

※本セッションは法人の経営者様、または経営層の方を対象としております。

→ 法人向け:初回無料セッションのお申し込みはこちら

この記事を書いた人

中小企業診断士(東京都港区)
ストアカ「世界一やさしい決算書の読み方」「世界一やさしい経営のお勉強」講師
総合商社勤務30年
新規ビジネス、海外事業に強み
ベトナム、メキシコ、米国に駐在経験
営業支援会社、EC出店会社、スタートアップへの支援実績あり
経営のお悩みを解決します!

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