沖縄の木は、曲がって生えます。台風と潮風に揉まれて、まっすぐに育てない。これまで本土の薪には向かないとされてきた条件でした。
AI×デザイン思考ワークショップの中で、Claudeはこの条件を逆側から読み直しました。「曲がりこそが沖縄の木が生きた証」。弱点とされてきたものが、他では真似できないブランドの核に反転していきます。同じ木を、同じ量だけ切っているのに、添える物語が変わるだけで商品が変わりました。
事業案の中心には、スウェーデントーチがありました。一本の丸太に切り込みを入れて火を灯すアウトドア用の薪です。モクマオウやソウシジュなど、沖縄に自生する樹種は本土の薪市場ではほとんど流通していません。那覇造園土木は、自社で伐採し、自社で加工し、物語ごとお客様に届ける位置に立てます。上流から下流までを一社で抱えている会社は多くありません。
社会的使命という観点では、処分されていた木が地域のエネルギーと体験に変わる「地産地消の循環」になります。ブランディングでは、沖縄の自然と造園業の誇りを背負う商品が、会社の顔として前に出ます。ビジネスモデルでは、造園業務の延長で原料が社内に集まる強み、加工から販売まで自社で回せる強みが、他社には再現しにくい参入障壁になります。
新社屋のイメージも、ワークショップの中で一緒に立ち上がってきました。ショールームに丸太と炎が並び、来訪者がそのまま顧客になる絵です。前原さんは画面を見ながら、数年後の軸になる可能性を口にしていました。

廃材だったものが、主役に変わりました。ブランドは、外から借りてくるものではなく、手元の条件を読み直すところから立ち上がっていきます。
みなと中小企業診断士事務所からのご案内
本ニュースレターでご紹介したセッションは、みなと中小企業診断士事務所のAI×デザイン思考ビジネスアイデアワークショップから生まれたものです。コストだと思っていたものを原料に読み替え、弱点とされてきた条件をブランドの核に反転させる——そんな「手元の資産を事業に変える」取り組みを、下記の講座・コンサルティングでもご体験いただけます。
1. 攻めの新規事業開発:【AI×デザイン思考】ビジネスアイデア革命
|2時間で「形になるビジネス案」3案と提案スライドを完成|
本講座では、スキャニング→組み合わせ→目利きという流れを実際に体験します。AIとの協働で、自分だけでは思いつかないビジネスアイデアを生み出してください。
成果:プロ仕様の提案スライド、具体的な3つの事業案
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2. 法人向け:AI導入・新規事業構想伴走コンサルティング
「新規事業のアイデアが出てこない」「手元の資産を事業に変える視点がほしい」。そんな経営者様へ。
未来洞察ワークショップ:御社の資産・現場感覚・未来シナリオを素材に、AIと協働で事業アイデアを一枚の設計図にまとめます。
新規事業構想支援:AIを相棒に、御社にすでにある資産や現場感覚から、新規事業の設計図を一緒に描き上げるまで伴走します。
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